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うまくは言えないけど

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・ 医師であれ、公務員であれ
労働基準法というのは守られるべきものと思っていたけれど、どうやらそう思っている人は日本には少ないようだ。

医師に労基法はそぐわない
先日、ある新聞の1面に「救命医宿直7割『違法』」という記事が出た。救命救急センターの当直が労基法に違反しているとの内容である。医師の激務の実態を報じるのはいいが、そこに労基法など持ち出しては百害あって一利なしだ。
 記事には、労基法上、残業などの時間外労働は原則、月45時間までとか、労基法に違反すると、労働基準監督署が改善指導し、従わない場合は書類送検することも、などとある。医療にそんな建前が通用するわけがないではないか。それとも、治療を求める患者を前に、医師が労基法をたてにして、病院に権利主張ができるとでもいうのか。
 医師に労基法を適用して、臨床研修制度が大きな矛盾を抱えたことは記憶に新しい。研修医に30万円程度の給料を保障したため、指導医のほうが安月給になったり、週末や当直明けを休みにしたため、研修医の一部が、医師のありようを学ぶ前に、休暇の権利を覚えたりするようになった。
 医師の勤務が労基法に違反している云々(うんぬん)などは、現場の医師にとっては寝言に等しい。医師の激務や待遇の改善は必要だが、今さら労基法を当てにする者など、まずいないだろう。万一、医師が労基法の適用を求めだしたら、現場はたいへんな混乱になる。
 患者の治療よりも、労基法の遵守を優先すべきだとまで主張するならいいが、そうでなければ、表面的に「違法」をあげつらうのは、単なる絵空事にすぎない。(医師・作家 久坂部羊)


「患者がいるのに休む医師なんて……?!」
と大半の日本人が思っているだろうから、きっとこの意見に賛同する人が多いんだろうな。

でもね、自分や自分の家族が手術するときに執刀医が、(A)前日にしっかり睡眠をとった医師、(B)2~3時間しか寝ていない医師、(C)徹夜明けの医師の中から選ぶとしたら誰を選びますか? 

徹夜で患者を診る立派な医者なんだからと、(C)の医師を選びますか?
経験も技術も同じならやはり(A)の医師に執刀してもらいたいと思うのが当たり前だろう。

では、自分や自分の家族が手術を受けるというときに、そういう医師に確実に執刀してもらうにはどうしたらいいかのといえば、やはり医師が異常な超過勤務をしないでもいいように職場の環境を整えることだろう。

そのためにもまずは労働基準法を遵守させることからスタートするのだと思う。
病院単体の努力だけでは難しいのなら、法律の改正も含めて社会全体で労働環境を整えていくべきだと考えるのは間違っているのだろうか?

大阪府の朝礼問題で橋下知事を支持する声が大きかったりと、働け働けと超過労働を当たり前の要求する人が多いこの国では、そう考える人は少ないんだろうな。

でも、医師が超過勤務を続ければ、誤診や執刀ミスが増える確率は高くなると思いませんか?

医師だけではない。
超過勤務が続いているドライバーが増えれば、それだけ交通事故が増えると思いませんか?
酒を飲んだ人に車を運転してもらいたくないのと同じぐらい、私は睡眠時間が極端に少ない人に車を運転してもらいたくありません。

それから、少年犯罪が起こると「親は何をしているか?」といった声があがりますが、親は超過勤務で毎日毎日夜遅くまで仕事をしていて子供と接する時間が持てなかったと考えられませんか?

結局のところ、医師であれ、公務員であれ、民間企業のサラリーマンであれ、超過勤務を無くすということは、それはそのまま社会のリスクを減らすことにも繋がると思うんだけどな……

<追記(3月28日01時26分)>
医師の待遇改善の結果、患者を診なくなってもいいということを言っているわけではありません。ただ、医師の待遇改善無くして医療崩壊を止めることはできないはずです。

確かに今の医療現場で労基法を厳格に適用すれば現場が混乱するとの指摘はわかります。

でも、だからといって「現場がわかっていない」と文句をいうのではなくて、今回の判決を受けて、病院なり、自治体なり、国なりに、医療現場の改善を要求するきっかけにしてもらいたいわけですよ。
何故、そういう風に考えられないのでしょうか?
それだから、いつまでたっても医師の労働環境は改善されないのだと思います。

労基法の遵守というのはあくまでもスタートであってゴールや目的だと言うつもりもありません。
医師にとっても患者にとっても、よりベターな医療環境を整えて欲しいのです。

それから私は先に書いている理由から、医師にとって休暇は権利というだけでなく、義務でもあると思っています。

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2008.03.27.Thu 10:48 | 社会 | trackback(1) | comment(1)
PROFILE

睦月太志
右翼でも左翼でもない無翼の戦争と暴力を否定する小日本主義の小市民。

※ まったく似ていない、もとい似せる気のない似顔絵は似顔絵イラストメーカーで作成しました。
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